
DAY23 胚移植(ET)前日
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おととい採卵をしましたが、今後の予定は
うまく分割が進んでいれば明日胚移植の予定となっています。
ご存知の方も多いと思いますが、採卵後は
どのように治療が進んでいくのか書きますね。
(参考HP: 幸の鳥レディスクリニック
知っておきたい体外受精・顕微授精の基礎知識)
受精 (体外受精での受精方法)
採取された卵子と精子をシャーレと呼ばれる容器の中で
混ぜ合わせ(卵子に精子をふりかけ)て、人間の卵管に限りなく
近い環境が整えられている インキュベーター という
人工孵化装置にて培養し受精させます。
体外での受精ですが、受精は卵子・精子が持っている自然の力に
任せる形になります。 体内での受精・培養環境に比べ
体外での受精・培養環境は受精分割速度が遅いとも言われています。
培養
受精卵を培養する技術研究も進み改善されてきていますが
現段階では、質のよくない受精卵を質のよい受精卵にする技術は
確立されていません。 卵子・精子から受精卵が持っている
自然の力を引き出していかなければなりません。
つまり自然の力が発揮される環境をつくることが必須です。
培養液の選択や培養期間などの条件は各施設をみても異なります。
培養技術も修得にはかなりの期間を要します。
受精卵(胚)の分割
受精後2日目ごろから分割がはじまり、2細胞→4細胞→8細胞と
細胞分裂を繰返し、4日目ごろには受精卵内には細胞分裂した細胞で
埋まります。 この状態は一般に 桑実胚 と呼ばれています。
そして5~6日になると 胚盤胞 と呼ばれる状態になります。
胚盤胞まで培養できると着床率や妊娠率が高くなります。
通常の妊娠では、卵管で分割をして子宮に着床するときの
胚の状態が 胚盤胞 です。
体外受精(IVF)または、顕微受精(ICSI)で受精した受精卵は
培養液の中で分割を始めます。 個人差がありますが
通常、排卵から2日までに4分割、3日までに8分割の胚に
なるまで培養します。
分割の種類
4分割卵~8分割卵
受精後、2~3日目。
フラグメント(細胞の破片のこと)が少なく細胞が均等に
分割している状態の良いものは子宮内に移植ができます。
着床は4~5日かかります。
桑胚胞(12~16分割卵)
受精後4日目。
4分割卵~8分割卵より分割が進んでおり、着床率も上がります。
最近は次の段階の胚盤胞まで培養し、子宮への移植をする病院が
増えています。
胚盤胞
受精後5~6日目
自然妊娠では着床時期の状態になり、胚移植となります。

2分割~4分割 8分割 胚盤胞
以上が、採卵後の受精卵の状態です。
順調に移植ができれば、点鼻薬で自力ホルモンを
抑制していたこともあり、高温期に必要な黄体ホルモンを
注射や薬で補っていきます。
施設によっては採卵の翌日に受精したかどうかを
電話確認できるところがありますが、私は何も言われなかったので
明日受診するまで受精したかどうかは分かりません
私のクリニックでは、通常採卵日の翌々日に移植し
残りの受精卵は培養を続け、分割の進み具合を見て
途中で凍結するか状態の良さそうなものは胚盤胞まで
培養して凍結保存するそうです。
これは、私の採卵数7つというのが少なくもなく多くもなく
という中間で、通常の移植より1日余分に分割の経過を見て
状態の良さそうなものを移植し、その後まだ良好な卵が
残っていれば、培養を続けて凍結保存するそうです。
今回、私の場合の胚移植は採卵から3日後になります。
ということは、採卵当日から受精がはじまったと考えると
受精後4日目になるわけです。
(5/24追記: 採卵の翌日を受精後1日目とするそうです。
なので受精4日目ではなく、3日目ということになります。
スイマセン、訂正させていただきます。)
↑の説明からすれば、順調に分割が進んでいるとしたら
桑胚胞(12~16分割卵) といったところでしょうか。
追記: 正しくは、8分割卵。
今までいろんな方の体験談を見させていただきましたが
採卵できた全ての卵が受精したり、全てが同じように
分割が進むというのは稀で、中には受精しなかったり
途中で分割が止まってしまうものがあります。
7つ採卵できたうちの何個が受精してくれたのか。
1つでも良好胚として育ってくれているのか。
考えるとやっぱり不安になります。
だけど考えて答えの出ないことは考えちゃダメですね。
泣いても笑っても明日が来れば分かること。
どんな結果であろうとしっかり受け止めようと思います。
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おととい採卵をしましたが、今後の予定は
うまく分割が進んでいれば明日胚移植の予定となっています。
ご存知の方も多いと思いますが、採卵後は
どのように治療が進んでいくのか書きますね。
(参考HP: 幸の鳥レディスクリニック
知っておきたい体外受精・顕微授精の基礎知識)

採取された卵子と精子をシャーレと呼ばれる容器の中で
混ぜ合わせ(卵子に精子をふりかけ)て、人間の卵管に限りなく
近い環境が整えられている インキュベーター という
人工孵化装置にて培養し受精させます。
体外での受精ですが、受精は卵子・精子が持っている自然の力に
任せる形になります。 体内での受精・培養環境に比べ
体外での受精・培養環境は受精分割速度が遅いとも言われています。

受精卵を培養する技術研究も進み改善されてきていますが
現段階では、質のよくない受精卵を質のよい受精卵にする技術は
確立されていません。 卵子・精子から受精卵が持っている
自然の力を引き出していかなければなりません。
つまり自然の力が発揮される環境をつくることが必須です。
培養液の選択や培養期間などの条件は各施設をみても異なります。
培養技術も修得にはかなりの期間を要します。

受精後2日目ごろから分割がはじまり、2細胞→4細胞→8細胞と
細胞分裂を繰返し、4日目ごろには受精卵内には細胞分裂した細胞で
埋まります。 この状態は一般に 桑実胚 と呼ばれています。
そして5~6日になると 胚盤胞 と呼ばれる状態になります。
胚盤胞まで培養できると着床率や妊娠率が高くなります。
通常の妊娠では、卵管で分割をして子宮に着床するときの
胚の状態が 胚盤胞 です。
体外受精(IVF)または、顕微受精(ICSI)で受精した受精卵は
培養液の中で分割を始めます。 個人差がありますが
通常、排卵から2日までに4分割、3日までに8分割の胚に
なるまで培養します。

4分割卵~8分割卵
受精後、2~3日目。
フラグメント(細胞の破片のこと)が少なく細胞が均等に
分割している状態の良いものは子宮内に移植ができます。
着床は4~5日かかります。
桑胚胞(12~16分割卵)
受精後4日目。
4分割卵~8分割卵より分割が進んでおり、着床率も上がります。
最近は次の段階の胚盤胞まで培養し、子宮への移植をする病院が
増えています。
胚盤胞
受精後5~6日目
自然妊娠では着床時期の状態になり、胚移植となります。



2分割~4分割 8分割 胚盤胞
以上が、採卵後の受精卵の状態です。
順調に移植ができれば、点鼻薬で自力ホルモンを
抑制していたこともあり、高温期に必要な黄体ホルモンを
注射や薬で補っていきます。
施設によっては採卵の翌日に受精したかどうかを
電話確認できるところがありますが、私は何も言われなかったので
明日受診するまで受精したかどうかは分かりません

私のクリニックでは、通常採卵日の翌々日に移植し
残りの受精卵は培養を続け、分割の進み具合を見て
途中で凍結するか状態の良さそうなものは胚盤胞まで
培養して凍結保存するそうです。
これは、私の採卵数7つというのが少なくもなく多くもなく
という中間で、通常の移植より1日余分に分割の経過を見て
状態の良さそうなものを移植し、その後まだ良好な卵が
残っていれば、培養を続けて凍結保存するそうです。
今回、私の場合の胚移植は採卵から3日後になります。
ということは、
受精後4日目になるわけです
(5/24追記: 採卵の翌日を受精後1日目とするそうです。
なので受精4日目ではなく、3日目ということになります。
スイマセン、訂正させていただきます。)
↑の説明からすれば、順調に分割が進んでいるとしたら
追記: 正しくは、8分割卵。
今までいろんな方の体験談を見させていただきましたが
採卵できた全ての卵が受精したり、全てが同じように
分割が進むというのは稀で、中には受精しなかったり
途中で分割が止まってしまうものがあります。
7つ採卵できたうちの何個が受精してくれたのか。
1つでも良好胚として育ってくれているのか。
考えるとやっぱり不安になります。
だけど考えて答えの出ないことは考えちゃダメですね。
泣いても笑っても明日が来れば分かること。
どんな結果であろうとしっかり受け止めようと思います。
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